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/ Gekkan Dennou Club 147 / Gekkan Dennou Club - 2000.8 Vol. 147 (Japan).7z / Gekkan Dennou Club - 2000.8 Vol. 147 (Japan) (Track 1).bin / cone / rdt181s.doc < prev    next >
Text File  |  2000-07-11  |  4KB  |  132 lines
  1.  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  2.  
  3.     コネクトコネクション：
  4.  
  5.         ＲＤＴ１８１Ｓ（ＭＩＴＳＵＢＩＳＨＩ）
  6.  
  7.                             編集部
  8.  
  9. ────────────────────────────────────
  10.  
  11.  
  12. 　本誌でもCGAのコーナーで使わせてもらっているSVJPの作者であるMZL氏は、な
  13.  
  14. んと、「X68kの31kHz」がちゃんと映る液晶ディスプレイを持っている。という
  15.  
  16. 話を耳にしたので、実際に見せてもらった。おお、確かに「X68kの31kHz」がち
  17.  
  18. ゃんと映っている。スゴイかも。で、氏も超が付く多忙ぶり（氏が作っているモ
  19.  
  20. ノを知ったら驚くよ。なんたってアレだから）なので、概要を（昇）がお伝えす
  21.  
  22. ることとなったので、そこんとこヨロシク。
  23.  
  24.  
  25.  
  26. ○「X68kの31kHz」について
  27.  
  28. 　多くの液晶ディスプレイには、「31kHz～」と周波数帯についての説明があり、
  29.  
  30. 一見、X68kも問題無くつながりそうです。ところがドッコイ、そうは問屋が卸さ
  31.  
  32. ない。というのが現状なのです。というのも、X68kでいうところの31kHzとDOS/V
  33.  
  34. でいうところの 31kHzには、「微妙」な差があり、液晶ディスプレイは「DOS/V
  35.  
  36. の31kHz」しか受け付けてくれないのです。「そんな微妙なズレくらい吸収して
  37.  
  38. くれるくらいのマージン（機能的余裕）はあるだろうに」と思いますが、コスト
  39.  
  40. ダウンのためか、最近のディスプレイはこのマージンがやたら狭く（というより
  41.  
  42. ないも同じ）、 X68kの31kHzという「微妙」を吸収してくれないのです。
  43.  
  44. 　この現象はＣＲＴディスプレイにもあてはまり、数年前は、「15kHzをあきら
  45.  
  46. める」が最大の焦点であったディスプレイ探しのポイントは、「X68kの31kHzが
  47.  
  48. 映るか」にシフトしているといえます。実際、編集部にも「X68kの31kHzが映ら
  49.  
  50. ない」ディスプレイがDOS/Vマシンに繋がっています。アーメン。
  51.  
  52.  
  53.  
  54. ○本題に戻ると
  55.  
  56. 　で、見せてもらった液晶ディスプレイというのが、ＲＤＴ１８１Ｓ（ＭＩＴＳ
  57.  
  58. ＵＢＩＳＨＩ：型名LSA820W）。丁度１年前の購入されたそうで、現在は後継機
  59.  
  60. （ＲＤＴ１８２）が発売されているとのこと。
  61.  
  62. 　さて、この液晶、エラクでかいのです。画面が。液晶で１８型なので、ＣＲＴ
  63.  
  64. でいうところの２０型よりちょっと大きい位でしょうか。しかし、液晶ディスプ
  65.  
  66. レイの薄さメリットは全開で、巨大な画面を支えるためのスタンドはやや大き目
  67.  
  68. ですが、ディスプレイそのものの厚みは１０ｃｍもありません。「土地代」とは
  69.  
  70. よくいったものです。ちなみに、表示画面サイズもデカく、1280×1028ドットも
  71.  
  72. いけるとか。
  73.  
  74. 　もう一つ大きいのが価格。当時（１９９９年７月）、ビックカメラで３０万円
  75.  
  76. 以上とのこと。デケー。満開社員じゃ１年かけて貯金しても無理だな。おっと。
  77.  
  78.  
  79.  
  80. ○映る仕掛を勝手に予想
  81.  
  82. 　アレコレいじったり、いじっているトコロを眺めたりしたのですが、どうやら、
  83.  
  84. この液晶ディスプレイ、1280×1028という画面をキチンと映すために、ありとあ
  85.  
  86. らゆるマージンがかなり広く取られているのが勝利の鍵のようです。操作方法に
  87.  
  88. やや難あり（といいますが、ちょっと拷問）なのですが、設定項目は多岐に渡り、
  89.  
  90. パタメータの分解能もかなり高いといえます。
  91.  
  92. 　それにしても、ひどく表示性能が高いため、X68kの768×512(31kHz)の画面で
  93.  
  94. すら、画面中央に小さく、そして完全に表示（ドットが間引かれたりすることな
  95.  
  96. く）されてします。イヤハヤ、なんとも時代の流れを感じさせてくれます（表示
  97.  
  98. 画面の３倍近くの面積が余っているんですよ）。設定をいじることで、画面いっ
  99.  
  100. ぱいに広げることも出来るようです。
  101.  
  102. 　ほかにも、グラフィック／テキストモードとがあり、前者はメリハリ優先、後
  103.  
  104. 者は画面拡大時のスムージングが柔らかくなる（？）等の差がえられます。
  105.  
  106.  
  107.  
  108. ○こんなものいらないやい！
  109.  
  110. 　氏にＲＤＴ１８１Ｓを編集部に持ってきてもらったのですが、いやぁ、目の毒
  111.  
  112. ですね。いいということが分かっていても、絶対に買えない。なんというか、い
  113.  
  114. いなぁー、としかいえない生殺し状態です。
  115.  
  116. 　さすがに、細かな編み目模様ばかりのスクロールシューティングは（液晶の速
  117.  
  118. 度が）厳しいのですが、「沙羅曼蛇」あたりでは全然気になりません。画面にか
  119.  
  120. ぶりついてみたら、ドットがキッチリハッキリ四角であったのがえらく印象的で
  121.  
  122. した。ハーン。
  123.  
  124. 　でも、３０万円はなぁ。電脳倶楽部編集部にいたら買えないよなぁ。とボヤく
  125.  
  126. しかない、暑い夏の日でした。
  127.  
  128.  
  129.  
  130. （ＥＯＦ)
  131.  
  132.